2019年2月16日、東京大学先端科学技術研究センター 学術支援専門職員/子育て相談員 赤松裕美さんを講師に招いて『子育てのシナリオ~我が子らしく育てるためのテクニックとアイデア~』という講演会を開催しました。
子育ての悩みを1人で抱えているとなんだか自分が不幸に感じてきます。そうなるとイライラし、 そのイライラが家族の衝突を生み、さらに落ち込みます。そんな悩みを抱えているのはあなた1人ではありません。子育てを楽しむためにはちよっとしたテクニックが必要です。そのテクニックを使って今日から試せるアイデアを、たくさんご紹介いただけました。
開催日を前に定員は満員御礼。当日の質疑応答では東京大学先端科学技術研究センター教授の中邑先生もご登壇され、会が終わった後もおこしくださった方々は後ろ髪ひかれる思いで各々の『子育てのシナリオ』の編み方に思いを馳せておられるようでした。
ご自身の子育てに不安をおぼえる親御さんが、探してしまいがちな”子育ての教科書”。育児書、先輩ママからの情報、SNS・ソーシャルメディア、習い事…様々にあるその教科書としての情報の持つ要素が、まるで料理レシピ、家庭料理のようである——という視点の切り口から、「どんなに情報が多くても、子どもや家族の反応を見て、家庭のアレンジを加えていく」「子育ては、子どもごと、ご家庭ごとに違っていいし、その時ごとに変化していい」と紐とく赤松先生のお話は、出席された親御さんにとってとても勇気づけられるものになったと思います。
赤松先生、中邑先生、有り難う御座いました!
【講師プロフィール】(敬称略)
赤松裕美
東京大学先端科学技術研究センター 学術支援専門職員
専門は特別支援教育。約10年のアメリカ在住中に二児の出産· 子育てを経験し、未来を生きぬく子育てや、 ユニ クな子どもの教育を日々試行錯誤している。
東大先端研にて子育て相談員を務め、異才発据プロジェクトROCKETのコーディネーターとして、数多くの親の悩み相談も受けている。
中邑 賢龍
東京大学先端科学技術研究センター 教授
香川大学教育学部助教授、カンザス大学、ウィスコンシン大学客員研究員などを経て、2005年に東京大学先端科学技術研究センター特任教授に就任。08年より同センター人間支援工学分野教授。心理学・工学・教育学・リハビリテーション学だけでなく、デザインや芸術などの学際的・社会活動型アプローチによりバリアフリー社会の実現を目指している。著書に『発達障害の子どもの「ユニークさ」を伸ばすテクノロジー』など。
【異才発据プロジェクトROCKET】
ROCKET”は、“Room Of Children with Kokorozashi and Extra-ordinary Talents”の頭文字をとったものです。そこにあるように学校を目指すものではありません。志ある特異な(ユニークな)才能を有する子ども達が集まる部屋(空間)です。
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本田真美、 木下 勝 著
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誰にでも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ
本田真美 著
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本田真美 著
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医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た 6つのパターン
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本田真美 著
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小児リハビリテーションポケットマニュアル ( リハ・ポケット ) 単行本 2011/6
栗原 まな ( 監修 ), 本田 真美 ( 編集 ),
橋本 圭司 ( 編集 ), 小沢 浩 (編集)